農業参入支援
なぜ、今有機栽培なのか
持続可能な社会へ向けた取り組みの一つとして注目されている
気候変動が深刻化する中、有機農業は環境保全と食糧安全保障を両立する解決策として注目されています。日本政府が掲げる「みどりの食料システム戦略」により、2050年までに現状1%程度の有機農業の取り組み面積を25%の100万haまで拡大する目標が設定されています。
国内の有機市場はこれから10倍以上に成長する
IMARCグループのレポートによると、日本の有機食品市場は2024年から2032年にかけて年平均成長率11.2%で拡大するとされています。しかし、有機栽培には技術面やインフラ面での課題が多く、需要に対して供給が追いついていない状況にあります。当社では、この農業における課題を「AI×ロボット」を活用し、持続可能な有機農業のモデルをつくり、国内に広げることを目標に掲げ事業を展開しています。
多くの会社が下記理由で農業参入を意思決定している
企業の農業参入は、地域での雇用創出や地産地消の促進による地域経済の活性化、高齢化・後継者不足の解消や耕作放棄地の活用といった農業課題の解決、環境保全型農業を通じたサステナビリティへの貢献、ESG投資対応によるブランド価値向上、そして経営やIT、マーケティングなど多様なスキルを活かせる新たな雇用機会の創出など、多面的な価値を生み出す取り組みとして注目されています。
トクイテンの農業参入支援
トクイテンが支援する農業参入の3ステップ
事業計画策定支援
新規事業担当者様とともに、貴社における農業の可能性を検討し、具体的な数値計画や事業戦略を策定します。そもそも農業参入にはどういう選択肢があるのか、農業参入で得られるものは何かというところからトクイテンが伴走します。
農業PoC(概念実証)
企業の持続可能な農業への参入を支援するためのPoCを提供しています。当社の農業PoCは、当社の農地の一部をレンタルし、農業体験や収穫物の活用を通じて農業参入を実証するものです。これにより、企業は農地確保や栽培技術といった最初のハードルを飛ばして、農業で何が得られるかという点を体験しながら、事業の可能性を探れます。
トクイテンの農業PoCが選ばれる理由
技術的に難しい有機栽培はトクイテンが担当
企業は農業経営のリスクを負うことなく、農業体験や収穫物の活用が可能です。
予算と期間を限定して実証が可能
1年間など期間を限定することで、コストを抑えたPoCが可能です。
当社運営農地を使用するため準備不要ですぐ取り組める
当社運営の農地を使用するため、年間の栽培計画のどのタイミングからでも開始可能です。
(9月の定植からご参加頂くのが理想です。)
トクイテンの農業PoCの詳細はこちら(農業PoCのリリースページへ誘導)
パートナー農場
農業参入企業向けに「パートナー農場」の仕組みを提供しています。この仕組みでは、農業参入企業は当社のスマート農業化された農場の仕組みで栽培施設を建設いただき、トクイテンが栽培と販売を一括して請け負います。農業参入後に一番の課題となる「栽培」「販売」を当社が行うことで、農業のノウハウがなくてもリスクを抑えて有機農業に参入することが可能です。
栽培技術の優位性
当社では、最先端のAIとロボット技術を活用した、持続可能な農業を行っています。再現性の高い栽培方法の確立と、テクノロジーによる自動化・効率化を進めることで、高い生産性と安定した品質でのオーガニックトマトの供給を実現しています。
AI・ロボット技術による農業オペレーションの最適化
有機農業には「病害虫リスク」「土壌管理の難しさ」「慣行農法と比べて人手がかかる」などの特有の課題があります。当社では、害虫駆除、収穫作業、液剤散布、環境モニタリングなどの栽培管理をスマート農業化することで、効率的かつ持続可能な農業の実現を目指しています。
スケーラブルで科学的な栽培管理
当社は科学的なアプローチによって、経験や勘に頼らない再現性の高い栽培方法の確立に取り組んでいます。
- 茎周・花や蕾の数の計測 植物の茎周をミリ単位で測定し、生育状態を正確に把握しています。
- 土壌分析 土壌水分と栄養バランスを定量的に分析し、最適な栽培管理を行っています。
- 潅水と環境制御の自動化 日射量と土壌水分のデータに基づき、1日複数回の適切な潅水を自動で実施しています。
有機栽培の営農技術
愛知県知多市に自社農場を持ち、有機JAS認証を取得したオーガニックミニトマトを栽培しています。また、流通・販売ルートの開拓も自社で手掛け、栽培から販売までを一貫して行える体制を構築しています。