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共同創業者・代表取締役 豊吉 隆一郎

こんにちは、豊吉 隆一郎(とよし りゅういちろう)と申します。
株式会社トクイテンは持続可能な農業の実現を我々の手で早めてやろうじゃないかという気持ちで始めたスタートアップです。
いまCOVID-19の影響で最前線で働く人やワクチンを開発する人がおり、そのほかにも大勢の貢献で一人でも多くの命を助けようと世界が一つになっています。
私はワクチンの開発はできませんし、人に注射を打つこともできません。だったら何か別のことでもいいので私も人類の未来のための仕事がしたいと今回の挑戦で農業を選びました。
農業の未来を変えていくのは難しいことです。しかし、そこに自分の情熱があり、さらに得意なことであれば少し早めることぐらいはできるんじゃないかと私は信じています。それはたった1ヶ月分かもしれないし、運が良くても1年分かもしれない。でも、ほんの少しでも早められたら生きててよかったと思えそうです。我々のチームは人類や地球のために戦ったと胸を張れるかもしれません。
今の私の情熱は農業にあります。2年前に知り合いの生産者の灌漑の自動化をした時から本格的に興味を持ち、1年間の農業大学校の研修を経て、今年は農場を借りて出荷するという経験をしながら情熱を育てました。得意なことはITです。前職では会社を興し、自分自身がプログラムを書きながら何万という事業者が使うサービスを作り、売却するという経験をしました。
うまくいくかどうかわからないので不安はあります。失敗したら恥ずかしいという恐れもあります。でもそれらは我慢できます。なぜならこれはやるべきチャレンジだし、これまで見たことのない大きな施設やロボットを作ることは私にとって眠れなくなるほどワクワクすることだからです。
我々の得意なことはITやロボットなので自動化での貢献を選択しましたが、未来の農業を実現するには消費者として買うものを変えるというのも貢献になります。その他にも色々な貢献の方法があります。ぜひ一緒に考え、良い未来を作っていきましょう。興味を持ってくださった方はぜひメルマガ登録お願いします!
1981年生まれ 岐阜県出身
岐阜工業高等専門学校でニューラルネットを学び卒業。2011年6月に株式会社Misocaを設立。その後、オリックスグループ(弥生株式会社)へ売却、代表を退任。令和2年度 農業者育成支援研修に通い農業を学ぶ
Twitter: @toyoshi

共同創業者・取締役 森 裕紀

こんにちは、森 裕紀(もり ひろき)と申します。
ロボットと人間の胎児から赤ちゃんにかけてを中心に「知能」に関する研究をしてきた研究者でもあります。豊吉とは岐阜高専電気工学科の同級生です。卒業後は大学へ編入し、修士課程、博士課程と進む中で、人間やロボットの知能を考え続けてきました。研究者としては、大阪大学で助教を5年、フランスで研究員を1年した後、現在は早稲田大学次世代ロボット研究機構で主任研究員・研究院准教授をしています。
豊吉とは卒業後も頻繁に連絡を取り合ってロボットで何かしたいよねと議論していました。2019年頃から農業に目覚めた(?)豊吉と議論するうち、農業は知能研究のフロンティアであるという確信にいたりました。当初は収穫ロボットを作って売るという単純なビジネスモデルを考えていました。考えを深めるうち、農業全体を最適化すべきだという結論に至りました。これは研究者として常々考えてきた、人工知能やロボットが社会に受け入れられる際に問題になるのは個別のシステムというよりも、システム間やシステムと人間の間の不整合にあるという問題意識からです。豊吉と議論する中で自分の考えを伝えてみると、豊吉も同様の問題意識をもっていたらしく、「農業全体の最適化」というコンセプトはすんなりと共有されました。
植物、天候、土壌、微生物といった自然相手の農業と産業界で一般的な従来型のロボット制御は相性が悪いと思います。しかし、農業の環境をロボット向けに整える部分とロボットの知能を柔軟にしていくことを両方追求することで克服できると信じています。ロボット、機械学習、農業に興味のある方は是非ご連絡ください。
1981年生まれ 愛知県出身
岐阜工業高等専門学校でニューラルネットを学びそれ以来、人間やロボットの学習、認知、発達、運動制御について研究を行う。博士(情報理工学)。現在、早稲田大学次世代ロボット研究機構 研究院准教授・主任研究員として研究活動に従事。
Twitter: @HirokiMori