完成したラボ農場を紹介します

Date
2022/04/15
Writing by
Ryuichiro ToyoshiRyuichiro Toyoshi
こんにちは、トクイテンの豊吉です。
31号になりました。31というとサーティーワンアイスクリームです。私はアイスクリームが好きなのでアイスクリームは週に何度も食べています。好きな理由の一つは、アイスクリームというのは冷凍技術がないと食べられないからというのがあります。おそらく征夷大将軍であった源頼朝でも食べたことはなかったはずということから、同じ他の甘いものより得した気持ちになります。昨年フルーツ中心の生活にしてからは、シャトレーゼの糖質がカットされたものにしていますが十分美味しいです。
さて、今週は完成し、栽培が始まった農場の紹介をします。

ラボ農場の紹介

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全長30mのハウスです。海から2kmほどしか離れておらず今の時期は伊勢湾からの風が心地よいです。
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ハウスは2棟あります。中古のハウスです。岐阜でいちご栽培に使われていたものを自分達で持ってきました。
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中はとても明るいです。保温性が高く、透過性の高いフィルムを選んでいます。このハウスでは栽培方法よりもロボット開発を優先するので、ロボットが走行しやすいように通路の幅を広くとってあります。
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苗は接木苗を使っています。台木は病気に強く、穂木には美味しいものを選びます。今回は穂木の選び方にロボットで収穫しやすいかという観点も入れて選んでいます。

苦労と工夫と今後の発展の予定

まずは栽培が始めることができたのですが、定植前後は本当に大変でした。普段の仕事であれば、間に合わなければ締切を伸ばすという選択肢があるのですが、農業の場合は苗が育っていってしまうのでそれができないことがあるからです。
経験不足ゆえに味わうことになった苦労ばかりですが紹介させてください。
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まず土です。もともと耕作放棄地でなかなかふかふかな土でしたが、ハウスの工事のために踏み固められてしまいトラクターで5回以上も速度を変えながら耕さないと使えないような状態になっていました。いつもの近所の方(師匠とここでは呼びます)が完璧主義な方で根気よくトラクターをかけて下さっただけでなく「このままではいかん」と良質な土を外から軽トラのダンプで何杯も持ち込んで土壌を改良しました。外でダンプに土を積む作業は機械でできますがハウス内では全て手作業です。かなり大変な作業でした。
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畝を作っている様子です。畝立ては農業大学校で何度もやってきたことだったのでスムーズにできたかと思います。学んだことが活かせたなと感じた瞬間でした。
農業を始めてみて感じることの一つに、農業やってる人には大雑把なところと細かいところのメリハリがあるというのがあります。今回で言うと畝をきっちり直線になるように作ります。
我々の師匠も我々の畑にみかんを食べならが来てはポイポイ皮を地面に捨てていくような方ですが、一方で畑の中に針金などを見つけると必ず拾って外に出します。畝立ても多くの人がきっちりやる作業で、少し曲がっていてもいいのではと私は思ってしまうのですが、上図のように計測して行います。このメリハリを何でつけているかというと、後から困るかどうかという点なのだと今のところ私は理解しています。針金が落ちてると作業でも危険ですし、機械類の故障の原因にもなります。畝も曲がっているとこの後の防草シートがかからないとか、あらゆる作業で困ることになります。この辺りのバランス感はベテランの人と付き合っていると面白いなと感じます。
 
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白いシートは雑草を防ぐために敷きます。雑草が生えると邪魔なだけでなく、土から栄養も奪ってしまうからです。色が白なのは太陽光を反射し光合成を増やす効果が期待できるからです。
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まだ電気が来ていないので太陽光パネルでバッテリーを充電します。
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充電した電気を使って、マイコンを動かします。このマイコンでLTEの回線に接続し、温度や湿度をインターネットに送信するようにしました。遠くにてもハウスの状態が確認できます。
商用電源がきたらきちんとしたモニタリングするためセンサーを増やしたり、各種自動化を進める予定です。

開始してみて

定植作業前後はあらゆることが詰め込まれていたり、想像できてなかった作業も多数発生して大変ですが最近は軌道に乗ってきました。ロボット作りも急いで進めて行きます。