トクイテンメルマガ 第3号

Date
2021/09/24
Writing by
Ryuichiro ToyoshiRyuichiro Toyoshi
トクイテンの共同創業者の豊吉です。トクイテンメルマガの第3号をお届けします。
前回は森さんの話でした。高専時代からの付き合いといえば15歳からになります。ずいぶん長いなあとしみじみとしました。今回は創刊号の続きの私の話です。前回は前職であるMisocaをやめて、農業に的を絞るところまでのお話しでした。

下調べを始める

2020年は農業大学校に通っていたのですが、その間にできることを始めました。下調べです。まずは業界について調べたいと思い、Amazonや本屋で買える農業関係の経営系の本はほとんど買って目を通しました。
農業関係の本を集めている自宅の本棚。電子書籍やオフィスにもあるのでこの2倍近くは買い漁りました。
農業関係の本を集めている自宅の本棚。電子書籍やオフィスにもあるのでこの2倍近くは買い漁りました。
かなりお金はかかりましたがそれでも20万円以内でしょう。読まずに失敗することを思えばかなり安い出費です。
書籍からわかったのは農業というのはきちんとやれば、一般に噂されているほど儲からないものではないのだなということでした。きっちりと作業マニュアルにしたがって作業し、労務管理して、販売先を確保すれば家族が豊かに生活していくことは難しくなさそうに感じました。
そして大量の知識のインプットから私の自然知能が導き出した仮説は「100haぐらいのまとまった土地があれば絶対に儲かる」ということでした。実はこの仮説はすごく正しくて、どの農家に聞いても賛成してくれるものです。書籍を読むだけでこのような勝利の方程式を導けた私は天才でした。私を天才に産んでくれたお母さんありがとう。
それから私は100haの土地を探して知り合いに聞き始めました。その後お世話になる南知多町の役所の人や、とある市区町村の元市長など、農地に詳しい人に「そのような土地があれば絶対に地域を盛り上げられるのでぜひ紹介してほしい」と。そして、さまざまな人に聞いてわかったのは「そんな広い土地は日本にはない」という今思えば当たり前のことでした。100haといえば東京ドーム20個分です。日本にはそんな都合のいい土地は残ってないのです。私は「虎を屏風から出してもらえれば虎を捕まえますよ」と恥ずかしげもなく初対面の人や尊敬する人に言いふらしていただけだったのです。恥ずかしい。
ただし広くてまとまった土地さえあれば確実に儲かるというのは間違っていません。今度のトクイテンでの活動でも土地の確保というのは非常に重要になってきます。もしこのメルマガで2ha以上の土地の情報をお持ちの方や、土地をお持ちの方はご連絡ください。
それから、国内外の農業系のスタートアップやベンチャーについて調査というのもしました。最新の取り組みや、そもそも我々がやろうとしていることが通用するのか知る必要があるからです。Misocaのときにはクラウド請求サービスがあるかないかだけを調べて始めましたが、実際には範囲を広げて、会計サービス、債権回収サービスなども調べておけばよかったという後悔がありました。競合の製品で売れているものを知ることができ、もっと早く市場の動向や、顧客のペインというものを知ることができたからです。
今回は調査と同時に一石二鳥を狙ってWebメディアに調べたことを公開していきました。
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運営メディア「先端農業マガジン(https://smartagri.jp/)」
当初は10〜20ぐらい調べればいいと思っていたのですが、かなり社数があることがわかったので途中からは調査をアウトソースしていきました。調査したい企業のリストを私が作り、それをオンラインのアシスタントにクラウドソーシング上のライターに発注してもらい記事にしてもらうわけです。そのようにしてリストさえ作れば1社数千円で調査がされて自動的に記事にされて公開されるという仕組みを作りました。
合計で150社以上を調査しました。これによりロボット化やAI化だけでなく、トレーサビリティ、保存技術、遺伝子組み換え、農薬の代替品、最新の害虫対策、収穫予測など農業の栽培はもちろん、その前後の工程含めてさまざまなスタートアップがチャレンジをしているということを知ることができました。
特にロボットのところは詳しく調べ、よくできているところには問い合わせたりもしました。実際に問い合わせることで、デモの動画ですごくよく動いているように見えるところでも販売の目処が立っているところはなく、ロボットの販売の難しさも感じました。
他にも2020年は他の生産者に訪問させていただいたり、農業関係の展示会にいくなどさまざまな情報収集をしました。その中で有機栽培をしている生産者に訪問で方向性が決まり、一気に動き出していきます。
続きはまた今度
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